2017/11/30(木)
ROEが話題になっていますね。
日本経済新聞(2017/11/17)より一部抜粋しておきます。
現預金100兆円超
上場企業が保有する手元資金は好業績を背景に100兆円を突破。
ROE 8%
市場でROEを判断する上で重視される水準は8%だ。経済産業省が2014年に発表した報告書で8%を最低限の目標値としたのが由来で、ある国内投信のファンドマネジャーは8%未満のリストを基に先回り買いに動いていると打ち明ける。
【出所】日本経済新聞
自己株式の取得
純利益を自己資本で割ったROEの本来の目的は資本効率の判断だ。利益を引き上げることで上昇させるのが本来のあるべき姿で、自社株買いによる改善は財務テクニックにすぎないと見方は根強い。
【出所】日本経済新聞
財務テクニック
自社株買いを歓迎する投資家は多いが、積み上がった手元資金の使い道が乏しい裏返しでもある。
まとめ
農業法人で資本構成まで考えている農業者はどの程度いるのでしょう?最近は企業(コンビニ等)連携が進行。企業との出資比率は現行の改正農地法でも1/2未満、国家戦略特区の兵庫県養父市は1/2以上に。
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独り言
企業の手元資金を自社株買いだけでなく、一部を農業分野に企業参入での投資など有効活用に期待したいですね!
財務分析をまとめていると個別コンサルティングやセミナー、テレビ監修依頼などで話したことがよみがえり!
参考 ROE
自己資本当期純利益率(%)=(当期純利益÷自己資本)×100
株主資本利益率ROE(Return On Equity)とも呼ばれます。
農業経営の最終的な儲けである純利益を農業者の出資金と利益蓄積額(利益剰余金)などを合計した自己資本で割って算出。
自己資本を効率的に使って利益を稼いでいるかを示す指標。
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