農業 発光ダイオード活用

2014/10/10(金)

かつて10月10日と言ったら体育の日でしたが、2000年からは10月第2月曜日となり、秋の行楽シーズンに適した連休となっています。各地ではスポーツにちなんだ行事が行われているようです。

さて、先日のノーベル物理学賞受賞で話題沸騰中の発光ダイオード(LED)ですが当ブログにも記載したように農業分野でも大活躍ですね。本日は、植物工場の照明などに活用し栽培した高付加価値トマトを発売する話題です。糖度と栄養素の高さが特徴のようです。

 

電気・空調設備工事の徳寿工業(高松市)は自社の植物工場で栽培した高付加価値のトマトを2015年にも発売する。本業のノウハウを生かし、工場設備を含むシステム販売にもつなげ、収益を拡大する。高松市内の植物工場で栽培したトマトを「セレブママ」のブランド名で発売する。植物工場では太陽光が不足している曇りの日や夕方などにLEDの人口光で光量を補う。長時間十分な光をあてて、肥料の濃度を調節することのより、普通のトマトに比べて糖度が上がり、抗酸化作用があるとされるリコピンも従来よりも2割程度増えるという。夏場の高温期でも栽培できるようにするため、空調設備の改良にも取り組み、従来は、年1回植え替えるトマトを3回植え変えて収穫できるようにする。これまで同社は植物工場でレタスなどの水耕栽培に取り組み、苦みが少ないなど付加価値の高い野菜を生産してきた。「セレブママ」ブランドで販売しており、高付加価値トマトも同ブランドで販売。県内外の百貨店やスーパーなどの販路を新規開拓する。ブランドトマトの栽培が軌道に乗れば、農業分野への参入を検討する他の企業にも植物工場の販売を増やしていく方針。

【出所】日本経済新聞 電子版(2014/10/9)より一部抜粋

 

アイデア次第で自分の強みを最大限に発揮し活かすことでいくらでも可能性が広がりますね。異業種の企業が次々と農業分野に参入してきているのは成長が大いに期待できるからなのでしょう!