FSC認証 環境配慮へ

森林保全を目的に木材の伐採や加工を適切に証明したFSC認証が話題に。

日本でも認証の木材利用が広がっているようです。

日本経済新聞(2018/6/22)より一部抜粋しておきます。

FSC認証とは?

国際機関である森林管理協議会(本部ドイツ)が環境に配慮した森林管理に対して発行する認証。森を守りながら資源を利用することを目指し1993年に発足した。

 

 

【出所】環境省HPより

背景

欧州では森林保全に対する意識が高まっており、同認証を採用する動きが日本でも相次ぎそうだ。

日本マクドナルド

9月下旬から順次、ハンバーガーなどの持ち帰り用袋にFSC認証マークを表示する。飲料用の紙カップやポテトの箱などにも広げる。20年までに店頭で使用する全ての紙製容器や包装類を認証済みのものに切り替え、消費者にアピールする考えだ。

森永乳業

6月下旬から順次アイスクリームブランド「ピノ」の箱に認証マークをつける。20年までに切り替えが可能なアイスクリーム容器については、全ての商品で認証を取得する。

ミニストップ

認証木材を活用した店舗を増やす。すでに200店舗以上あるが、今後1年間でさらに1割増やす。従来の鉄骨工法に比べ二酸化炭素(CO₂)を約33%削減でき、工期も10日ほど短くなる。

FSC認知度

日本での認知度は18%とドイツや中国、英国の約70%と比べて低い。

認証の活用へ

多くの外国人が来日する20年の東京五輪や、環境問題などに熱心に取り組む企業に優先的に投資する動きが強まっており、積極的に認証を活用する機運が高まっている。

まとめ

20年の東京五輪を契機に、農産物=グローバルGAP、食品=HACCP、木材=FSCなどの国際認証の取得が増えていきそうですね。

 

独り言

下記参考SDGs⑮関連しますが企業は環境配慮の取り組みが重要に。一番大事なのは消費者にFSC認証を知ってもらうことが先決。

参考 SDGs 

2030年までに国連加盟国が達成することを目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」。

 

①貧困をなくそう

②飢餓をゼロに

③すべての人に健康と福祉を

④質の高い教育をみんなに

⑤ジェンダー平等を実現しよう

⑥安全な水とトイレを世界中に

⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに

⑧働きがいも経済成長も

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

⑩人や国の不平等をなくそう

⑪住み続けられるまちづくりを

⑫つくる責任つかう責任

⑬気候変動に具体的な対策を

⑭海の豊かさを守ろう

⑮陸の豊かさを守ろう

⑯平和と公正をすべての人に

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

【出所】国連Hpより

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