2017/6/15(木)
豊洲市場見学会が話題になっていますね。
さて豊洲市場問題も大詰め!?最終的には農水省の承認が必要。
公認会計士 佐藤の見解でまとめておきます。
豊洲市場移転と築地市場再整備
豊洲市場移転しても築地ブランドを生かすように小池都知事は検討。
小池都知事の問題提起
地下水モニタリング調査で環境基準の最大100倍のベンゼン検出。
会計の視点
豊洲移転の整備費用約6000億円。土壌汚染対策費860億円、追加対策で最大約100億円。この他にこれから安全対策として床補強で最大約95億円。さらに汚染水の浄化に最大約25億円とも。
豊洲移転中止した場合、いままで投資した整備費用と土壌汚染対策費はすべてムダに。施設利用転用できなければ撤去費用も発生。
以前ブログで意思決定の重要性を記載しましたが、2001年豊洲に移転先を選定した時に戻ることはできません。設備投資の意思決定がいかに重要かわかるでしょう。
当事務所にも設備投資の相談ありますが、設備投資を行う事前の準備で決まります。最近はマイナス金利の影響で投資増も事前の計画がより重要に。
新たなコスト100億円
昨年11月豊洲移転延期以降、1日約500万円の維持管理費及び業者の補償も合わせると100億円以上とも。
安全・安心
ここまで税金投入で安全・安心はいつ解決するのか不透明。民間企業の場合ここまでこじれず、また違った展開が。
市場移転問題解決いつ?
小池知事が今月23日告示の都議選前に判断を示す方向で検討。
まとめ
ここまできたら、都民ファーストはどこへ行った!?進むも地獄、戻るも地獄。
独り言
これまで税金の垂れ流しは、いかほどか。一連の加計問題といい、時間の浪費も甚だしい感が。税金は湧き出る泉ではございません(笑)いずれにせよ早期決着を!
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参考 4,600億円
東京都中央卸売市場のデータでは、水産物取扱金額1990年約8,500億円、2016年約4,600億円でほぼ半減。農業と同様に農協を通さずに大手スーパーなどによる直接取引が増加。水産物の市場取引が減っています。
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