2014/5/13(火)
農地の上に太陽光発電パネルを設置し、農業を続けながら売電による副収入が得られる「ソーラーシェアリング」が注目されています。静岡県藤枝市で先月、水田でのソーラーシェアリングが市の農業委員会から初めて認可されたようです。
♦10年で元とれる
太陽光パネルの設置や施工業を営む「スマートブルー」(静岡市葵区)によると藤枝市大東町の農家に設置されるソーラーシェアリングでは、広さ1300平方メートルの水田に約3メートルの支柱を立てて210枚のパネルを設置し、総発電量49.5キロワットを確保した。昨年中に申請したため、発電した電力の買い取り価格は1キロワット当たり36円で、売電により年間200万円ほどの収入が期待でき、約10年で設置費用の元がとれる計算になるという。
♦農地転用申請が必要
農地を使って太陽光発電を行うソーラーシェアリングは、発電パネルを置く架台の支柱を農地に設置するため、自治体の農業委員会などへ農地の転用申請が必要になる。昨年3月には農林水産省が「営農を継続すること」を前提に農地の一時転用を認め、同12月末までに全国で48件が認可。県内でも茶畑など17件(26年4月現在)が認可されており、県農地利用課は「お茶は日照量の少ない環境下でも育つため、転用が進んだのでは」と分析している。
【出所】msn産経ニュース(2014/5/13)より一部抜粋
発電パネルが覆う水田でのイネの生育状況については、未知の部分、課題なども少なくないようですが。問題なく普及するようになり、稲作農家の増収につながれば一石二鳥で好ましいい取り組みではないでしょうか。
公認会計士・税理士 佐藤宏章事務所