農業 コメ「日本晴」復活

2014/5/15(木)

昨日のブログに記載したように、農業の規制改革案がまとめられたようですね。農業の現状を考えると農家の皆さんが良しとする案に至ってはスピーディな対応を望むところです。さて、今頃は田植えの繁忙期を迎えているところが多いと思いますが、越前市で、既に販売先を決定した上でコメ「日本晴」の栽培を復活させたようです。この記事は、今後の農業活性化のヒントになるかと思いますので記載しておきます。

JA越前たけふ(本店福井県越前市、富田隆組合長)は本年度、今では栽培がほとんどなくなったコメ「日本晴」の復活に取り組む。農家約240軒の水田200ヘクタールで約1千トンの収穫を予定し、既に販路が決まっている。外食産業での需要の高まりを受け、3~5年後には1千ヘクタール、5千トンまで拡大する方針。農政の転換に対応し、コシヒカリ偏重を見直して販路の多様化を急ぐ。日本晴は1970年代、日本での作付面積1位を記録する銘柄だったが、コシヒカリの台頭で生産が減少。今では滋賀県など、ごく一部で生産されるのみとなっている。一方、近年の外食産業の進展で、粘りが弱くて大粒の日本晴は、すし米としての需要が高まっているという。
【出所】FUKUISHIMBUN ONLINE(2014/5/15)より一部抜粋

これからの稲作農家は、減反政策等補助金に頼ることなく、農業に限ったことではありませんが、消費者のニーズに応じた生産が必須。このようなJAと生産者である農家の方が一体となった取り組み、活動が大きな成果をもたらされれば理想的ですね。農家の皆さんも生産後の販路が決まっているというのは張り合いが違うでしょう。ちなみにコシヒカリと比べて1俵あたり1千円安いが、収量は多くなるそうです。今や世界中で和食人気の高まりを受け、すし米は海外にも需要が多いので輸出、幅広いシェアを考慮し生産できるので期待しましょう!

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