日米経済対話「農業版」

2017/10/16(月)

 

日米経済対話が、米ワシントンで開催予定。

公認会計士 佐藤がわかりやすくまとめておきます!

日米経済対話 第2回会合

TPP(環太平洋経済連携協定)による多国間交渉ではなく、2国間(日米FTA)交渉に進展?来月、トランプ大統領来日予定、今回の会合である程度貿易不均衡解消に向けた内容が明らかになるでしょう。トランプ政権誕生で貿易のルール変更が進みそうですがアメリカファーストの懸念も。

農産物輸出拡大

当然のことながら、日本への農産物の輸出拡大に向け、TPP以上の内容を要求してくるでしょう。

米国産冷凍牛肉

セーフガード発動により高関税。セーフガードは国内の畜産農家を保護するためとは言え、トランプ政権にとって日本へ牛肉の輸出拡大にブレーキ。現行38.5%から発動後50%に引き上げで反発。オーストラリア産牛肉との関税差解消に向け交渉進展か。

まとめ

当ブログに記載してきましたが、農産物輸入統計(農水省データ2015年)では米国が第1位の輸入相手国。TPP離脱宣言をするも農産物輸出大国の米国農業関係者はTPPの内容では不服。強気発言の通り、さらなる市場開放を要求してくる可能性あり。日本政府は、毅然とした態度で臨んでもらいたいものです。

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独り言

本来はTPP参加で米国農業界に期待あったものの、状況一変TPP離脱により、2国間交渉を要求?いずれにしても農業の市場開放要求もTPPが上限に。牛肉の関税引き下げだけでなく、日本人の主食であるおコメも議題に上がるのでは。ふたを開けてみないとわからない!?

 

日米経済対話に関係なく、国内農業強化が大事。どこまで真剣に考えている人がいるのか。いつも農産物輸入拡大が大前提になっているのが残念。

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