農業 自然環境ビジネス

2014/7/30(水)

本日は、北海道内で農業と消費者をつなぐユニークな事業を展開する会社「いただきますカンパニー」(帯広)の井口芙美子代表の取り組みについての記事をご紹介しましょう。新たな農業ビジネスを打ち出すヒントになるかもしれませんので。

会社を立ち上げる1年前の2011年、農業体験ツアーの下見で入った広大な小麦畑に大きな衝撃を受けた。「『畑って入れるんだ、歩けるんだ』と。『この景観は良い意味で“商品”になる』と感動した」

独自に養成した「畑ガイド」と一緒に歩く「農場ピクニック」や、畑で収穫した素材を使った料理をその畑内で食べる「畑カフェ」など。井口代表自身の体験が、こうした事業を始める原点になった。

こだわりは「農業のありのままを見てもらう」こと。盛ったり、飾ったりしない。そして農業者には負担をかけない。農場ピクニックや団体ツアーなどの説明役は畑ガイドが担う。靴を貸し出すなど防疫面にも徹底的に気を使う。

こうした姿勢は「協力農家が約100軒」(井口代表)という実績にも表れる。

スタートした2012年度の畑ツアーの参加者は約130人、翌年度約150人、今年度は道外客にも目を向け、旅行会社などへの売り込み強化で1000人の利用を見込んでいる。井口代表は「将来的には3000人まで伸ばしたい」と意気込む。
【出所】WEB TOKACHI(2014/7/29)より一部抜粋

まず美しい自然環境ありきのビジネスですよね。観光地化して人が押し寄せるようになると景観を維持する上での問題が出てくる可能性も。極めつけは、農業を身近に知ってもらえることでしょう!