2017/9/11(月)
ブログのタイトルが話題に。すべてはおコメ農家所得向上のために!
おコメ農家輸出検討(プロジェクト参加希望)している方は要チェック!
公認会計士 佐藤が農水省の資料を基にわかりやすくまとめておきます。
おコメを取巻く環境
毎度、当ブログに記載しているように国内消費は毎年8万トンペースで減少。
生産側は米価下落(直近は2014年)や来年は減反政策廃止より10aあたり7,500円の直接支払交付金がなくなり補助金のある飼料用米にシフトしているのが現状では。
稲刈りも始まりブランド米話題も低価格帯の業務用米が不足。コスト意識の高い外食産業は輸入米需要の期待が多い状況。
以前から一大消費地中国輸出に期待も検疫だけでなく政治的問題も。また小規模農家輸出検討も流通コスト高で課題多々。農家で解決できない問題を政府は真剣に考えて。
一番の問題は、テレビ出演時にお話しましたが日本人の主食おコメとはいえ食べる量が減少(年間1人当たり54.4㎏)。今や農家でも朝食はパンとか(笑)
今年のおコメ価格、天候不順や飼料用米シフトなどで高値傾向、消費減少に拍車が掛からなければいいですが。すでに外食産業ではおコメ提供量を減らしているとの声も。
農産物輸出に占めるおコメ割合も果物やお茶などと比べ低いのが現実。
コメ海外市場拡大戦略プロジェクト
おコメ・おコメ加工品の輸出目標「600億円」。目標年次2019年に向けておコメ輸出量を飛躍的に拡大するため農水省がプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトの内容
おコメ輸出の飛躍的な拡大に向け、戦略的に輸出に取り組む輸出事業者、輸出産地、輸出ターゲット国を特定し、それらが連携した個別具体的な取組を強力に後押し。
①戦略的輸出事業者の特定
2019年に向けた飛躍的な輸出目標を掲げ、おコメ輸出の戦略的な拡大に取り組む輸出事業者を「戦略的輸出事業者」として特定。
②戦略的輸出基地づくり
輸出産地としての取組方針を掲げ、輸出用米の安定的な生産に取り組む産地を「戦略的輸出基地」として特定。
③戦略的輸出ターゲット国でのPR
「戦略的輸出事業者」が輸出を拡大する輸出先国を中心に、重点的にプロモーション等を行う「戦略的輸出ターゲット国」を特定。
具体的な公表予定はいつ?
来月中に「戦略的輸出事業者」、「戦略的輸出基地」、「戦略的輸出ターゲット国」のリスト公表予定。
まとめ
40年以上続いたおコメ生産調整の見直し。生産者のコスト削減など努力は当然、政府もここにきて本気度が!?
本来は、農家高齢化や耕作放棄地増加になる前に農家の努力では解決できない問題を迅速に片付けるべきでは。
独り言
田舎の方でも稲刈りがこれから本格化。特に今年は、天候不順などありましたが無事に収穫できそうです。
個人的にはもっと生産者の所得を考えていたなら早期に海外のマーケット開拓できたように思いますが。
おコメ農家の所得増加復活なれば日本農業が元気になり、次世代も承継で農業活性化に期待できるのでは!
当事務所にもおコメ輸出検討の相談も以前ありました。ブログ冒頭に記載のように輸出事業者はぜひ検討してみては!
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