農業 休耕田活用ビジネス

2014/9/1(月)

今日から9月ですね。早いものです。先週末は、秋の臨時国会で都市農家の固定資産税減免などの法案を提出するとの記事が日経にありました。税金の軽減も大事ですが、以前からブログに記載している通り農業の魅力を伝承して行かない限り休耕田や耕作放棄地は増加する一方。

さて安倍政権は、成長戦略に女性の活躍を柱に置いています。本日は農業と女性の視点でオリジナリティのあるビジネスを展開中の話題です。

 

お米からエタノールを作り商品開発して今注目されているファーメンステーション代表酒井里奈さんです。現在岩手県で休耕田を開墾して原料米を栽培。そのお米を酵母の力で発酵させた「もろみ」。全て手作業で丁寧に発酵させたこのもろみを丁寧に蒸留。ゆっくりと時間をかけて、エタノールを抽出しています。エタノールは地域で利用できる農機具やアルコールランプの燃料として、そして、消臭スプレーや化粧品等の原料として、付加価値のある新製品作りの提案をしています。エタノールと同時にできる米もろみ粕は石鹸の原材料として商品化されています。
ファーメンステーションHPより一部抜粋

 

休耕田や耕作放棄地が問題になっていますが、着眼点、斬新な発想次第でいくらでも有効活用できる可能性が広がるという事ですね。これぞ「6次産業化」ですが、次々に勢いのあるチャレンジャーが現れると農業も地域も活性化に結びつくでしょう!