農業 生乳取引の新市場

2016/9/30(金)

 

国会はTPP承認、SBS米がトピック!当ブログにまとめてありますのでご参考に。

 

9/20農業 輸入米価格偽装取引 9/26農業 TPP臨時国会とSBS米の記事。

9/9農業 輸入米と外食産業←外食企業ではコスト意識が高く、輸入米利用も視野に。

 

さて上記とは別に生乳の流通制度が話題になっていますので簡単にまとめておきます。

 

酪農家が農協団体(JA)を通さずに乳業メーカーと生乳を取引する市場が10月に開設される。JAと乳業大手との交渉で価格が決まる現行制度は、バターの供給不足を招くなどの問題が指摘されている。現行制度に風穴を開け取引自由化に向けた制度見直しの議論に弾みをつけそうだ。

 

農協に属さない酪農家からの生乳流通を手掛けるMMJが10月1日にインターネット上に生乳の取引市場を開設する。

 

取引の内容や仕組みを公開し、多くの酪農家や乳業メーカーの参加を呼びかける。

【出所】日本経済新聞(2016/9/29)より一部抜粋

 

実際の取引は、11月からスタートとのことです。

 

生乳の取引をほぼ独占している今の制度(指定団体)に限らず、取引の自由度を高める仕組み作りをどの程度確立できるか。

 

焦点は補助金(補給金)交付対象になっていますが、牛乳・乳製品の生産・流通構造の改革で、バター不足が起こらぬよう最終需要者ニーズに十分対応した供給の実現が重要。

 

大手乳業メーカーは好決算と話題でしたが、酪農家の手取りが増える価格決定が大事。

酪農家が販売先を自由に選べる仕組みで所得向上につながるのがベスト!

 

参考 農林水産省のデータを基に作成

酪農家の戸数 1963年約42万戸、2014年約1万8000戸

 

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