コメの減反廃止、農地の集約・大規模化で輸出を増やし、今後10年間で農家の所得を倍増させる計画がありますが、秋田の高橋さん農家の気になる記事がありました。
「まず、稲作の生産コストですが、10アール(1反)当たり、種苗代は約4000円、農薬が約7000円、農機具のローン3万円など8万2000円。ウチは作付面積2.2ヘクタールの全国でも平均的な農家ですが、経費は180万円です」一方、収入はどうか。10月の「あきたこまち」の取引価格は、60キロ(1俵)が1万4616円。高橋さんは、2.2ヘクタール(22反)で1万2000キロ(200俵)の収穫があったから、売り上げは約290万円だ。コストを引くと、高橋さんの今年の農業収入は、約110万円である。「稲作は、1ヘクタール耕して年間50万円の儲け。1000万円稼ぐには、20ヘクタール耕さないといけない。ひとりでこれをやったら死んじゃいますね」
【出所】Gendai.Net(2013/12/12)より抜粋
このように現実は厳しい状況ですが、これからは、生産だけでなくブランド化(差別化)して販売する能力が必要となりますね。
公認会計士・税理士 佐藤宏章事務所