農業 バイオプラスチック

2014/6/12(木)

関東地方は梅雨らしい天候が続いていますが、アメリカ議会下院では、農産物の貿易に関する公聴会が開かれ、日本の農産物5項目の関税に対して関税の維持にこだわる国は交渉から除外して妥結を目指すべきとアメリカ農業団体は日本の交渉姿勢に批判を強めているようです。

さて、農業経営関連の話でアメリカ自動車大手フォードはケチャップ大手ハインツの会社と提携してトマトの皮を材料としたバイオプラスチックで自動車部品を開発する発表がありました。今後の農業経営においての新しい発想でこのような研究開発が進められ、これから増えてくる可能性があるかと思いますので記載しておきます。

ケチャップのために毎年二百万トン以上のトマトを使うハインツは、皮や茎など不要部分の利用方法を模索。両社は他の飲料メーカーなどとも協力して、二年前から植物由来のプラスチックの研究を続けていた。耐久性の試験などを進め、車内にある小物の収納ボックスなどに利用する計画。フォードの開発担当者は「目標は、自動車向きの強くて軽い素材にすることと、環境への影響を小さくすることだ」と話している。植物由来のプラスチックは、トヨタ自動車がシートクッションや天井部分に利用するなど、内装材を中心に自動車業界での研究や利用が広がっている。
【出所】TOKYO Webより抜粋

農業(植物)において、研究開発された利点は、自動車のみならず他の産業にも応用できるでしょう。何といっても環境にやさしい取り組みと配慮がいいですね。また、企業の社会貢献で広く普及して欲しいところです。

【農業経営支援のお知らせ】
当事務所では、公認会計士、税理士として「農業経営」及び「6次産業化」支援を行っております。ブランド戦略、販路開拓、市場戦略、食の安全などお任せください。詳しくはホームページよりお問い合わせ願います。秋田県農家出身。東京農業大学農学部農学科卒。日本で唯一農業に特化した専門家。日本全国対応。