2017/2/3(金)
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おコメを取り巻く環境は、2018年に減反政策廃止が生産者には大転換期。
TPP大筋合意やSBS米の時は、当ブログおコメ記事へのアクセス多し。
以前TVでもコメントしましたが国内消費は毎年8万トンペースで減少。
農林水産物の輸出
最近は海外に向けた取り組みも。農林水産物が輸出されることは、生産者として販路先が一つ増えるということ。ブームとは言え輸出だけに安易に頼るのは危険と指摘済み。輸出増加するも介在する中間者も増!?肝心な農家所得が増えなければ本末転倒。
消費者のおコメ(米)購入先
ここで、視点を変えて確定申告の時期到来、クイズを交えてまとめておきます。
米穀安定供給確保支援機構HP最新データより公認会計士 佐藤が作成しました。
Q
おコメの購入先トップ5を答えよ(平成27年度、複数回答)
A
1位 スーパーマーケット 48%
2位 家族・知人などから無償でもらっている 20%
3位 インターネットショップ 10%
4位 生協 8%
5位 農家直売 5%
皆さんがご想像の通りでしたか?ちなみに皆さんのおコメ入手ルートは?
3位と5位を足しても15%ですが、それを上回る堂々2位の20%は!?
我が田舎も含めて、農家の皆さんの懐の大きさか(笑)
農業経営の視点
話を改め、当事務所に会社員からの相談、親が農家で経営感覚なしとの指摘。
つまりご自分が作ったものを人にタダであげている方が大きいと(上記データ参照)。
ブログ記載済。農業競争力強化プログラムで、農家のために生産資材価格引き下げなどこれから進められます。その前提として農家自身の経営を確立することが必須!
クイズは消費者視点でしたが、今まさに確定申告の時期なので生産者視点へ。
確定申告 家事消費
上記2位にあった家族・知人に無償で農家があげた場合の処理は?
農家が農産物を家事などのために消費・人にあげた場合、家事消費といいます。
収穫時の生産者販売価額により計算して収入金額に。以下ではさらに詳しく!
販売農家の場合
確定申告ポイント
{(農産物の販売金額ー出荷に掛かった経費)÷販売数量}×家事消費等の数量
販売をしていない農家の場合
確定申告ポイント
市場価格などを参考にして求めた単価×家事消費等の数量
まとめ
この時期、税務署や各市町村で無料相談所が開設されています。
また複雑な税務問題や節税などは税理士に相談するのもいいでしょう。
追記 収入保険制度(2019年から実施予定)
ブログ記載済。農産物の価格低下による収入減少を補填する制度。
すべての農家が対象ではなく、青色申告が要件になります。
青色申告を始めたい方、今年3月15日迄に青色申告承認申請書を税務署提出する必要。来年の申告(2017年分)に青色申告が可能。当事務所は農家の将来を見据え完全対応!
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