農業 TPP 農家現場の声

2015/10/16(金)

 

TPP交渉大筋合意から日が経過しましたが、農家のお客様を中心に意見の聞き取りを行いましたので本日はブログのタイトルでまとめておきます(主に専業農家)。

 

農業経営者の皆さんからは「厳しい」との一言。この言葉に集約されますね。

 

国の政策はこれでよかったのか、日本の農業の現場をどの程度理解しているのか?

日本人の主食の米、輸入枠新設だけでなく、日本の米こそ海外に義務づけろ

生産するよりもスーパーでおコメを買ったほうが安上がり

頑張っている小規模農家をつぶす政策はやめて

高所得者は値段の高い農産品購入できるが、低所得者は輸入品に依存

農業経営の先が見えないし、結局は弱いところにしわ寄せがくる

耕作放棄地が身近に増えてきて、自分の畑に害虫が来て迷惑、困っている

TPPの発効で輸出とか言うものの、そこまで生き残れるのか不安

高額な農業機械のローンが残って、投資しても見返りがない

現状では、子供には継がせたいとは思わない

安全性の問題

年々気候変動に左右され、収量が安定しないなど

 

TPPに限らず、当事務所もあらゆる意見聞いていますが、自分なりの意見でまとめると

 

農業所得の不安定さが一番の影響

テレビでもお話しましたが、ITやドローン、植物工場などの農業はほんの一部にすぎない。また輸出に目を向けているのは、出荷団体や企業など提携がなされているところ。ようやく自治体も農家に目を向けて輸出に本腰。企業農業参入が1700社超えと話題。企業と農家との連携が増えているように、企業が牽引していくのでしょうか。

 

安全性

こちらもテレビでお話しましたが、TPPで安く購入できるものの最終的には消費者が判断。皆さんが思っている以上に生産者の方は海外の輸入品を危惧しています。逆に言えば、それだけ日本の農家は品質を含め安全性も確保してきたといえるのでは。

 

次世代農業経営者

今回のTPPで次世代には農業を継がせられないとの意見が多いのは予想通り。これはとも関係していますね。地方など企業が無いところは農業が基盤に。いくら地方創生と言っても、単なる商品券のばらまきで終わっていては・・・。

 

農協の役割

テレビの質問でも以外に多かったです。当ブログにも記載してきました。金融事業も大事ですがやはり「農家のための農協」から離れることなかれ。農業関係者ともお話しますが農業技術者を大事にしてほしいです。約700農協ありますが統廃合は進むにしても地域のコミュニティの場。各農協の経営の自由度を高め、農家の皆さんのために尽力。

 

所得の格差

先ほどの農家の声にもありましたが、消費税10%について様々な議論がされています。TPP発効が先とはいえ安い輸入品が多く入ってくることにより、国産の農産品を買いたくても、購入できないのではとの声も多かったです。

 

まとめ

TPPの関税撤廃または近い形で、将来消費者のメリットが多い報道が多かったと思いますが、農業については国、生産者だけでなく消費者も含めて大事な問題。何れにしろ、子供たちが将来、夢や希望を抱き農業をやってみたいと思える環境作りが重要!

 

~農業プロフェッショナル・サービスといったら~

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