農業 TPPでこう変わる

2015/10/15(木)

 

農産物重要5項目(おコメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物)中心の交渉で、他の農産物の情報が全く明らかにされておらず、834品目の半数を超える産品が関税撤廃には本当に驚きました。しかも身近な食品ばかり。

 

情報非公開がルールとはいえ、どこまで農家の現状を考えての交渉だったのか?

 

さて本日は、TPPでは消費者のメリットが多く報道されていますが、生産者の輸出の視点でまとめておきます(農水省データと当ブログより)。

 

農産物

ブドウ・モモ・・・山梨県果実輸出額5億円超

リンゴ・・・・・・昨年86億円輸出

温州みかん・・・・TPP参加国カナダに昨年4億円輸出

牛肉・・・・・・・昨年82億円輸出

緑茶・・・・・・・昨年78億円輸出

おコメ・・・・・・昨年14億円輸出

 

水産物

ブリ・サバ・サンマ
漁業が盛んなベトナム現行11~15%の関税がTPP発効と同時に撤廃

 

2014年度は前年より11.1%増加で約6,117億円輸出。世界の食市場は340兆円ともいわれています。日本の農産物の品質の高さが海外に人気。

 

国内は少子高齢化で消費減少。海外に販路を求めて、生産拡大が進むのでしょうか?和食が無形文化遺産に登録、また海外での日本食レストラン増加(約8万9ooo店)。

 

千葉県成田市では空港を利用して農産物輸出拡大へ。各自治体と民間企業との連携で輸出など。果たして、国は攻めの農業をこのように考えているのでしょうか?

 

最終的には、輸出に限らず農業経営者がどのように成長するのか。そして次世代の担い手にどのように伝承させてゆけるのか。

 

~農業プロフェッショナル・サービスといったら~

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