農業 養液栽培

2014/7/14(月)

先週末は化粧品の資生堂が植物工場で化粧品の原料となるハーブを生産する動きが話題になっていました。以前からブログに記載の通り今トレンドなんですね。また生薬などの薬草を生産する農家も。

本日は、津波被災地で6次産業化に取り組むみちさき(仙台市)が経営に成功している事例をご紹介して今週もスタートです。

東日本大震災後の創業から2年、ビニールハウス内で養液栽培した野菜の取引先はスーパー、外食店を中心に拡大。産直を売りにした週末の朝市が好評で、年内に常設店を開く検討も始めた。「うわぁ、いい色したトマト」。みちさきがビニールハウス前のテントで展開する「朝イチマルシェ」。毎週土曜日の早朝、周辺住民がひっきりなしに訪れ、イチゴやトマト、サンチェなどを買っていく。今の時期だとプチトマトの詰め放題が女性に人気。開始から4か月弱で、早くも地元で評判の朝市となった。みちさきは2012年7月、津波で被災した農家5人が創業した。津波をかぶった農地の除塩作業も進まない中、生産から加工、販売までを手掛ける農業の6次化に挑戦。仙台銀行や三菱商事復興支援財団などの支援を受け、昨夏、広さ2.8ヘクタールとなる3棟のビニールハウスを建設した。台の上で野菜を養液に浸しながら育成。年間売上高の目標は3億円強だが、14年は2億5千万円を見込むまでになっている。生産が安定してきたことを追い風に、取引先も拡大。創業時から納入するイオングループ、外食のサイゼリヤに加え、モスフードサービスなどと取引を開始。家庭向け食材の宅配やコンビニ弁当での採用もめざしている。
【出所】日本経済新聞 電子版より一部抜粋

被災地でしかも短期間での取り組みの成果は注目されるでしょう。やはり6次産業化がキーとなり地域が活性化しているようですね。今後の展開、成長が楽しみです!

【農業経営支援のお知らせ】
当事務所では、公認会計士、税理士として「農業経営」及び「6次産業化」支援を行っております。ブランド戦略、販路開拓、市場戦略、食の安全などお任せください。詳しくは、ホームページよりお問い合わせ願います。秋田県農家出身。東京農業大学農学部農学科卒。日本で唯一農業に特化した専門家。日本全国対応。