農業 TPP臨時国会とSBS米
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農業 TPP臨時国会とSBS米

2016/9/26(月)

 

今日から、いよいよ臨時国会が始まりますね。農業については、TPP承認案と関連法案が一番のポイントになります。

 

TPP大筋合意が昨年の10月5日、そして年が明け2月4日に署名式。国内に目を転じると、TPPの概要等は公表されたものの、どのような経緯なのか?また甘利明氏の電撃辞任、詳しい説明がされないまま時が経過。

 

ここにきて先週ブログに記載の通り、SBS米の不透明取引が浮上。また、新たな問題発生。山本農林水産大臣が会見で来月上旬には公表とのこと。

 

要点をまとめておきます。

問題の所在

①TPP発効にアメリカの承認必須。大統領選候補者反対なのに急ぐ必要あるのか。

②SBS方式による輸入米は、本当に国産業務用米と同等の価格水準となっているのか。

農家のお客様の声を聞いても不安がまだ払拭されていないのでは。

 

見解

TPPの関税撤廃率は、日本が結んだ経済連携協定では今までにない内容。アベノミクス成長戦略第3の矢として日本が率先していけるか。

 

TPP承認の可能性としては、11月8日の大統領選後からオバマ氏退任の来年1月20日までのレームダック期にこぎつけられるか。

 

②おコメ輸入枠はTPP発効から3年間、米国5万トン、豪州0.6万トン。13年目以降は米国7万トン、豪州0.84万トンの無関税の輸入枠新設。政府は輸入量に相当する国産米を備蓄米として買い入れ、輸入量の増加が主食用米の需給及び価格に与える影響を遮断というものの、SBS米価格偽装(調整金の存在)が本当であるならば深刻な問題。

 

SBS方式での輸入米の政府売渡価格は、中食・外食など業務用に用いられる国産米価格とほぼ同等と言われていますが、SBS米価格偽装が事実ならば国産米より大幅に安い価格で流通していることになり、制度の存在意義は?

 

③昨年テレビで発言したように農業も完全競争時代に突入。EUとのEPA交渉ではTPP以上の水準を求めているとの報道も。

 

小泉進次郎農林部会長が今秋に骨太方針を公表予定。農家所得の向上に向け、生産資材価格引き下げはもちろん、農産物輸出強化に向けての取り組みなど。最終的には自立した農業経営者が増えて、農政新時代として持続可能な農業の実現へ。

 

参考 おコメの売買同時入札(SBS)とは 毎日新聞を基に作成

1993年の関税貿易一般協定(GATT)ウルグアイ・ラウンド合意を受け、主に主食用の上質の輸入米を受け入れるために国が95年度から始めた入札。

 

国が商社から輸入米を買い入れ、事実上の関税を上乗せして卸業者に売り渡す。買い入れ価格と売り渡し価格には予定価格が設定されている。

 

輸入米は牛丼や回転ずしのチェーン店等で使用、インターネットでも販売されている。

 

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