農業 土用の丑の日

2014/7/29(火)

本日はタイトルの通り、ウナギを食べる人が多いのではないでしょうか。しかし毎年ウナギの価格が高騰し幻になりつつあるのでは。

絶滅の恐れがあるとして、ニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに載ってから今日が初の「土用の丑(うし)の日」だそうです。

そこで日本の食文化に欠かせない希少生物の保護や増殖について気になる記事がありましたので記載しておきます。

三重県にある水産総合研究センター増養殖研究所。4年前、人工授精から育ったウナギが卵を産み、孵化する「完全養殖」に世界で初めて成功した。ニホンウナギは日本から約2千キロ離れた太平洋で産卵し、川で5~10年ほど生きるが、海での暮らしはよくわかっていない。漁獲量が不安定な天然の稚魚を使わない完全養殖は夢の技術だ。ただ、値段は天然の数十倍。生まれて稚魚になるまで長くて700日と手間がかかる。稚魚に育つ生存率も1割以下だ。水産庁は不漁の原因として、乱獲や産卵前のウナギが生息する川の環境悪化などを挙げる。環境省は15日、ニホンウナギの生息環境を調べる調査を神奈川県内の川から始めた。水産庁も養殖業者を許可制にして生産量を規制する方針だ。鹿児島県など5県では水産庁の指導で、川から海へ産卵に向かうウナギの漁などを一定期間禁止している。地道な環境改善の動きもある。茨城県の認定NPO法人「アサザ基金」は、霞ヶ浦周辺で子どもたちと無農薬米を育てたり、コンクリートの側溝を改修してウナギのすみかを造ったり。2011年までの50年間に漁獲量が約50分の1になったウナギ一大産地の復活が目標だ。
【出所】朝日新聞DIGITAL(2014/7/28)より一部抜粋

上記記載よりウナギはじっくりと味わっていただきたいものです。そういえば、田舎で幼少の頃に親戚の人が川でヤツメウナギをとってきて御馳走になり、格別に美味しかったことを思い出しました。ウナギに限らず農作物についても自然の美しいところで育まれたものにはかないませんね!