農業 廃棄ミカンから燃料

2014/11/18(火)

こたつとミカンの恋しい季節になりました。ミカンと言えばビタミンCが豊富で風邪予防や健康維持などに毎日、食べている皆さんも多いのでは。

本日は、お馴染みのミカンが燃料になるという話題です。ミカンからバイオ燃料作りに、三重大の研究チームが成功。しかも廃棄ミカンを生かした燃料をエネルギーに利用する取り組みとは?

 

傷ついたり腐ったりして出荷できない実やジュースの搾りかすで、燃料ができないか。三重県南部、御浜町の名産のミカンに研究チームが目をつけ、昨年度から実験を始めた。容量2~10リットルのタンクに規格外の実や搾りかすと、木材チップから分離された「クロストリジウム・セルロボランス」という微生物を入れる。別の微生物を加え糖を発酵させると10日間ほどでミカン燃料ができる。原料約3キロから約20ミリリットルが採れた。ミカン燃料は廃棄物を使う。また、成分の7割を占めるバイオブタノールは、水と結びつきにくいので金属を腐食させにくく、熱量はエタノールより高くてガソリンに近い。このため、ミカン燃料はガソリンエンジンでの混入率をより高められる。今年9月には、ガソリンエンジンを載せた無線操縦の小さな車(14キロ)をミカン燃料で走らせることに成功したという。

【出所】朝日新聞DIGITAL(2014/11/17)より一部抜粋

 

何れはガソリンエンジンを使う農業トラクターや草刈り機の燃料にも応用できる見込みだそうです。今迄、廃棄していたモノが有効活用できるとはいいですね。しかも環境に配慮したエコなエネルギー。アイデア次第で何でも貴重な資源に早変わりの可能性あり!