農業 スイカ加工品開発

2014/10/3(金)

巷では、早くも年末商戦が始まりクリスマスケーキやおせちのカタログなども出回り、予約販売を開始のようで。月日の流れの早さには驚くばかりです。

さて、この時期にスイカの話題です。山形県尾花沢市で「尾花沢すいか食品開発研究会」が今月1日に設立され、県が新たに開発した技術で加工、商品化の6次産業化を目指すようです。

 

県農業総合研究センターによると、尾花沢すいかは搾りたてではウリ臭が無いが、時間の経過や加熱殺菌の段階で発生するという。臭いが風味を損ねるなどの理由で、これまで尾花沢すいかを加工品にするのは難しいとされてきた。同センターはウリ臭の原因となる物質を推定し、無臭化するために必要な化合物を既存の食品添加物から探し出すことに成功。「瓜臭消去・制御技術」として、特許申請中だ。県内では出荷に適さない規格外すいかは約600トンあり、同センターの部長は「廃棄される未利用資源が有効活用できる」と期待する。

【出所】朝日新聞DIGITAL(2014/10/2)より一部抜粋

 

農作物には無駄がないので、もっと早急に取り組んで欲しかったですね。農業の6次産業化は今や廃棄まで考え、環境に配慮した生産が当たり前になってきました。店頭で販売できない規格外の農産物を自分のレストランなどで加工したりして、工夫次第でいくらでも有効活用できます。愛情込めて作ったものに変わりはありませんから!