農業 TPP生産現場の声4

2015/8/4(火)

TPP交渉大筋合意に至りませんでしたが、波紋を呼び話題は尽きず。次回の会合開催は、今月末との話も。本日のタイトルでまとめておきます。

 

「今まで通りの経営ではやっていけないことは分かっている。でも、変えようにも先が見通せないことには踏み出せない」。愛知県の酪農家は、ため息をついた。

 

乳牛60頭、和牛4頭を飼育し、売り上げの7割は生乳で、大半が牛乳として店頭に並ぶ。鮮度が命の牛乳は100%国産で、海外との競合はないが、「安い乳製品が大量輸入されれば、乳製品の産地である北海道の生乳が余り、本州に流れてくる。我々は北海道との戦いになる」。

 

岐阜県肥育農家は飛騨牛約160頭を肥育し、味や品質、ブランド力に自信を持っており、「極端に景気が悪くならない限り、輸入品より値段が高くても国内の消費者は買ってくれる」と話す。

【出所】毎日新聞(2015/8/2)より一部抜粋

 

上記のように、改めて農業経営の見直しを認識している農家も多いかと思います。安全・安心なものは、良い物として選択肢が増える、消費者にとってはメリットが。

また和牛のようにブランド化されているのであれば、海外のマーケットを視野に販路の拡大を検討してほしい。何れにしても国に頼ることなく、ブログに記載の通り自立した農業経営を確立がカギ。

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公認会計士・税理士 佐藤宏章