農業 地域に眠る幻の大豆

2015/1/9(金)

埼玉県熊谷市妻沼地域の在来大豆「妻沼茶豆」の認知度を高めようと生産者と加工業者が「妻沼茶豆研究会」を立ち上げ普及活動に取り組んでいるようです。その妻沼茶豆とは。

 

妻沼茶豆は茶色の外皮に包まれた大粒の大豆。成長力にたけ、枝分かれが激しい。夏に植えて冬に収穫する晩成種で、その寒暖差が独特の甘味を生み出す。イモのようなホクホクとした食感も魅力だ。県内の大豆生産量は725トンと少ないが、在来大豆の品種数は28と全国有数。粒ぞろいの中でも、妻沼茶豆は「ナンバーワンの個性派」という。研究会の代表は妻沼茶豆について「品種改良されていないため耐性面から除草剤が使えず、栽培のハードルは高い」としつつも、「加工業者の皆さんが頑張っているのだから、何とか生産体制を整備して安定供給できるようにしたい」と力を込める。

【出所】埼玉新聞(2015/1/8)より一部抜粋

 

事の発端は、04年に市内の農業試験場の職員から「自宅で祖母が作っていた」と持ち込まれたところから、存在が明らかになったようです。古くから受け継がれている伝統野菜などその地域ならではの埋もれたお宝が多々あると思います。

話題の地方創生も優れた地域の特産物の魅力を全国にアピールして地域の活性化につなげようとしています。何でもそうですが、いかに認知度を高めてブランド化までこぎ着けるかが知恵と腕の見せどころでしょう!