2016/10/14(金)
国会では、SBS米の調整金やTPP反対の論戦続きですが、今後の日本農業の成長を真剣に議論してもらいたいものですね。
SBS米の調査結果の不透明さが残るもののデータ分析すると、国産のおコメ価格が高い年度はSBS輸入枠マックス10万トン輸入されており、国産のおコメ価格が低い年度はSBS米の輸入量が減少(昨年2.9万トン)しているのが分かりました。
SBS米で一番思ったのは為替相場など要因あるものの「輸入米は本当に安価」と思われた方が多いのでは!?取引業者間でのやりとりの調整金は今回の騒動で禁止に。
輸入の議論だけでなくおコメ輸出について政府のデータを参考にまとめておきます。
おコメの輸出量は昨年7,640トン。日本のおコメは高品質なので輸出量が多いと思われた方はどう思いますか?ミニマム・アクセス米の年間77万トン輸入を考えたら・・・。
先日、補正予算が成立しましたが輸出力強化として輸出拠点の整備203億円計上。当ブログにも記載してきましたが、生産資材価格引き下げを含め来月公表の農業骨太方針で具体的に明らかに!
TPP対日関税交渉結果
あらためて(おコメ)まとめておきます。
米国 5年目撤廃
カナダ 無税
豪州 無税
メキシコ 10年目撤廃
マレーシア 11年目撤廃
シンガポール 無税
チリ 8年目撤廃
ペルー 従量税維持
NZ 無税
ベトナム 即時撤廃
ブルネイ 無税
おコメ輸出ポイント
海外に日本食レストランが約89,000店あり、更なる和食人気でおコメの輸出拡大へ!
現在は香港やシンガポールなど富裕層の需要が多くTPP域内の利用増加に期待!
期待できる取り組み事例
①TPPでコンビニの海外進出増加でおにぎりとしての販売
②無洗米とミネラルウォーターのセット販売
③現地ニーズに応じたおコメの利用(お菓子など)
④サトウのごはん(笑)のようにパックごはん(炊飯器不要)
⑤国内でも利用されていますが、インターネット販売
⑥高付加価値つけて販売(金芽米など)
関連記事
2016/9/9 農業 輸入米と外食産業
告知
土曜日・日曜日はもう一つの当事務所のブログ(アメブロ)←こちらへ
農業プロフェッショナル・サービスNo.1
テレビ出演・外部講師・執筆等実績←こちら