今年も会計問題数々あれど、日産には衝撃が走った。
日本経済新聞(2018/12/26)より一部抜粋しておきます。
経緯
ゴーン元会長は2011年3月期から18年3月期までに、役員報酬を8年で約90億円過少記載したとして逮捕された。
今後の会計処理
日産は約90億円の報酬が確定していたとし、過年度の有価証券報告書で役員報酬欄を各期ずつ正しく訂正する方針だ。損益計算書や貸借対照表の財務諸表については、19年3月期に一括計上するか、過年度分を各期ずつ訂正するかを両にらみで検討する。
焦点
費用処理した約90億円を日産が実際にゴーン元会長に支払うかどうかだ。
【出所】日本経済新聞
会社法に詳しい鳥飼重和弁護士
「日産が支払いを拒否してもおかしくはない」と話す。「ゴーン元会長への未払い報酬は、取締役会の決議を経た内容ではなかった」と手続きの正当性を問題視。
報酬を支払わない場合の会計処理
日産が未払いの役員報酬を費用計上後に支払わないと決めた場合、会計処理としては引当金を減額し戻し入れ益を計上することになりそうだ。
まとめ
連日のニュース報道で次から次へと表に出てくる事実!?は巧妙。モラルなんてどこ吹く風、収束も見えぬまま年越しか。
独り言
会社の資金を私的に支出するなど複数の重大な不正行為もこれから解明されますが、それにしても、あまりにもずさんの一言に尽きます。日産自動車社員の皆さんの憤りは当然、道路で走る日産車を見て複雑な心境に。
参考
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