農業 菌床栽培の新技術

2015/2/25(水)

これまで使いきりのキノコの菌床栽培用の培地を再利用する技術を長野市の建設機械製造販売会社が開発。培地を繰り返しての利用が可能となり、栽培のコスト削減になるとのその再利用技術とは。

 

菌床栽培は、粉末にしたトウモロコシの軸やおがくずなどを培地として瓶に詰め、その上でキノコを育てる。一度使った培地で再びキノコを育てることはできず、これまで使い終わった培地は堆肥や飼料として活用するしかなかったという。再利用技術は同社新規事業部が中心となって開発した。「ソフト水熱プロセス」と呼ばれ、使用済の培地を百四十度の水蒸気に三十分間さらしてかくはんする。再生した培地と新しい培地を一対一で混ぜることで、何度も再利用ができるという。同社によると、キノコ栽培が盛んな中野市は年間十万トン近い使用済み培地が発生しており、利用策が課題となっていた。

【出所】CHUNICHI Web (2015/2/24)より一部抜粋

 

培地の材料は輸入品を使用とのことで、円安によりキノコ農家はコストカットに苦心、再利用可能となれば栽培単価を下げることができると期待しているようです。今迄の培地を再利用できるとは朗報ですね。限りある資源を見直し環境に配慮する取り組みが重要!