2013/12/29(日)
東北農政局の2012年の統計によると、東北の水稲農家1戸当たりの所得が、市場の品薄感でコメの取引価格が上昇し所得が向上したそうです。
農業粗収益は前年比12.0%増の331万円で、作物収入が約8割を占めた。作物収入の内訳は稲作が17.8%増の227万4000円、野菜が5.7%増の24万円、果樹が40.8%減の4万5000円だった。経費に当たる農業経営費は前年比6.6%増の236万4000円だった。内訳は農機具費が58万2000円(8.6%増)で最多。肥料費が23万7000円(12.3%増)、農用建物費が19万6000円(24.1%増),農業薬剤費が17万8000円(4.7%増)と続いた。年間60日以上従事する農家の1人当たり農業所得は、水田面積が「1ヘクタール以上2ヘクタール未満」で23万5000円。面積が増えるほど所得が上がり、「7ヘクタール以上10ヘクタール未満」は265万円だった。
【出所】河北新報(2013/12/29)より抜粋
所得の増加は、大いに歓迎ですが経費の上昇は、農家の皆さんには痛手になりますね。
経費を最小限に抑えたコスト削減の効率的な農業を考えることが課題でしょう。
公認会計士・税理士 佐藤宏章事務所