2016/10/5(水)
衝撃のTPP大筋合意から、早1年。今の事態を予想した人はどの位いたのでしょう?
TPP発効にアメリカの承認必須。しかし大統領選候補者はTPPに反対。
国内に目を転じると、TPPの概要等は公表されたものの、どのような経緯なのか?
また甘利明氏の電撃辞任、詳しい説明がされないまま時が経過。
そして先月、SBS米の不透明取引が浮上。また、新たな火種が。
SBS方式による輸入米は、本当に国産米と同水準の価格で流通されているのか。
政府はTPP輸入枠新設でも輸入量に相当する国産米を備蓄米として買い入れ、輸入量の増加が主食用米の需給及び価格に与える影響を遮断で影響なしと。
SBS方式での輸入米の政府売渡価格は、中食・外食など業務用に用いられる国産米価格とほぼ同等と言われていますが、調整金での価格偽装が事実なら国産米より大幅に安い価格で流通していることになり、制度の存在意義が問われます。
何れにせよ、山本農林水産大臣が今週中に調整金での取引が市場に影響したか否か公表するとの話。一難去ってまた一難、TPP承認までの道のりは遠く!?
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