2015/6/12(金)
おコメ価格について話題になっています。今秋の収穫分から引き上げられるとか。
コメは年間生産量約790万トンのうち、農家の自家消費などを除く約600万トンが流通する。コメ価格は震災の影響で11、12年に上昇した結果、消費減少を招いた。その後は在庫の増加も背景に低迷が続く。農林水産省によると出荷業者がコメ卸に販売した価格は14年産の全銘柄平均が60キロ1万2045円で前年度と比べて16%安い。06年産の調査以来の最安値だ。店頭価格も4月は前年同月比8%安の5キロ1839円で4年ぶり安値だ。現在の価格ではコメ生産が維持できなくなるとして、自民党などからは引き上げを求める声が強まっている。農水省の研究会は3月末に発表した報告書で価格設定の透明性を高めるため過去の平均的な販売価格を参考にするよう提言した。 【出所】日本経済新聞(2015/6/11)より一部抜粋 |
消費者や卸会社等は高品質の商品が安ければ安いほどいいのだが、当然のことながらおコメ農家は生産コストを上回る価格設定を希望。現実は消費の伸び悩み。在庫の山積みと苦戦を強いられ。これからはもっと輸出を視野に販路の開拓を考えるべきか。
農水省のおコメの輸出額を調べて見ると、平成26年度は14.3億円の輸出額。平成24年度の輸出額7.3億円。2年間で約2倍の伸び。輸出先及び輸出額上位は香港、シンガポール、台湾、中国、オーストラリアの順。
生産者がどのような農業経営の舵取りをするかが課題!