2017/1/12(木)
かつての日本農業は、高関税で守るのがメイン。農業競争力強化プログラムも決定し、攻めの農業として今年は輸出に向けた取り組みが本格化するのでしょう。
日本版SOPEXA
農林水産物・食品の輸出促進に特化「日本版SOPEXA」の創設。
平成29年度農林水産予算輸出総合サポートプロジェクトに16億円計上。
日本での農林水産物のブランド化(地理的表示GI)も始動により期待大!
おコメ輸出強化
当ブログではおコメ関連記事は多数あり人気。ここにきて本腰で輸出取り組みを始めるようです。以前記載したように一番の消費国、中国のマーケットに焦点。
一環として10万食のパックご飯について食べていただくと農林水産大臣が先の会見で。
おコメ食料自給率はほぼ100%といえ、国内おコメ消費年間8万トンペースで減少。
精米に比べパックご飯は厳しい検疫がないとの背景が。
期待できる取組み事例。以前、ブログまとめ(編集・再掲載)ご参考に。
①RCEPなど自由貿易でコンビニの海外進出増加(おにぎりの販売推進)
②無洗米とミネラルウォーターのセット販売
③現地ニーズに応じたおコメの利用(お菓子など)
④サトウのごはんのようなパックごはん(炊飯器不要)
⑤国内でも利用されていますが、インターネット販売
⑥高付加価値つけて販売(金芽米など)
まとめ
JETRO(日本貿易振興機構)もインターネットで農林水産物輸出サイト開設で話題。
農林水産物輸出されることは、生産者としては販路先が一つ増えるということ。ブームとは言え輸出だけに安易に頼るのは危険。官民一体でいかに創意工夫し本気になり輸出(介在する中間者が多くなるも)で農家所得を増やせるように取り組めるかがポイント!
余談
2016年の訪日外国人2403万9000人で過去最高を更新と発表。輸出も大事ですが、当ブログに記載しているように6次産業化などでインバウンドに対応した商品開発などに力を注いでほしいですね!
関連記事
2016/2/3 農業 輸出額7,452億円
参考 世界の食市場規模(農水省作成資料より)
2009年340兆円の世界の食の市場規模は、2020年には680兆円に倍増する見込み。
特にアジア全体で市場規模は、2009年の82兆円に比べ229兆円と約3倍となる見込み。
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