2016/5/23(月)
先週末は、農林水産業においては、多数の会議が目白押し。TPP対策本部、規制改革会議、産業競争力会議、農林水産業・地域の活力創造本部。農業成長分野として一本化で効率良く議論してほしいものです。
夏の参院選後に本格議論となりそうです。保身ばかりで、農業成長を真に考えているのか疑問?さて、上記政府の資料で選挙後のポイントをまとめておきます。
①農政新時代
農業に限らず、人材が一番大事。農業者が経営ノウハウを習得できる機会の不足。小泉進次郎氏も指摘。今や農業経営者は生産はもちろん販路・マーケティング・6次産業化まで必須。当事務所も自治体を通してや個別コンサルティング対応←こちらご参考に!
②チェックオフ制度
諸外国の制度を参考に、日本でも導入の是非が。農産物の消費拡大(輸出含む)を目的として、農家から拠出金を徴収する制度。品目と対象者をどうするのか?農家の負担で所得が増えるのかがキー。さらに詳しくは当ブログ記事2015/10/20←こちらご参考に!
③収入保険制度
昨年から話題になっていますが、現行の農業災害補償制度は、農産物の価格低下は対象外、対象品目は限定的。農業経営全体がカバーされていない。価格低下も含めた収入減少を補填、全ての品目を対象として今後検討されます。また適切な農業経営管理が大前提(青色申告など)。さらに詳しくは当ブログ記事2015/11/13←こちらご参考に!
④指定団体制度
こちらは、生乳取引の規制改革も今秋まで議論先延ばし。バター不足問題で昨年からブログでも記載済み。補助金の仕組みの透明性が不足。酪農家の所得向上する仕組み作りが重要。大手乳業メーカー商品化で利益上げていますが、酪農家は?さらに詳しくは当ブログ記事2016/5/17←こちらご参考に!
まとめ
今、日本農業就業者は70代以上が4割強占めているともいわれています。最終的には、次世代農業経営者に夢だけでなく形にできる政策が大事!日本の農業が発展へと結び付かない限り意味が無し。
~次世代農業経営者育成に尽力の公認会計士・税理士といったら~
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