農業 漢方の薬草栽培

2015/1/6(火)

本日は小寒。冬至と大寒の中間にあたり、一年で寒さが厳しくなりはじめる時期です。お正月モードから、平常に戻り寒さも増すとなると特に朝は大変です。

仕事始めから挨拶まわり、新年会など行事も多々あります。農家の皆さんもこの時期ならではの作業に追われることでしょう。巷ではインフルエンザが猛威をふるっているようです。油断大敵、要注意です。 野菜を食べて栄養バランスを整え元気に乗り切りましょう! 

さて今年始めの農業の記事ですが、秋田県内で休耕田を活用して漢方薬原料の栽培が広がってきている話題です。

 

主な原料調達先を中国から国内へと変更したい漢方薬メーカーと、米価下落などの逆風下での生き残りをかける農家側の思惑が一致。農家は生産組合を組織して薬草栽培のノウハウを共有するなど高収益の農業経営を模索する。羽後町では3ヘクタールで婦人病などに効く漢方薬の原料となるトウキを栽培。単位面積当たりの売り上げは、稲作の1.5倍以上という。無農薬栽培のため手間と、農機改造などの初期投資も必要になるなど課題もある。生産者にとって心強いのは、需要が確実に見込めることだ。国内メーカーの主な原料調達先は中国だが、品質や供給の安定に不安があり、さらに円安効果でコスト高になってきている。

【出所】読売新聞(2015/1/4)より一部抜粋

 

稲作へのこだわりも大切ですが、このように少しずつでも収益性の高い薬用植物栽培等へシフト。このような柔軟な発想がこれからは必要になりますね。

昨年農水省で漢方薬メーカーの方と話す機会がありました。現在、中国の生産に頼っていますが、一部国内で休耕田を利用して栽培しているとのことでした。

今年のキーワードは地方創生。地域の農業が活性化されるのが一番。このような記事を読むと、以前からブログに記載している通り農業には無限の可能性大!