何故?おコメ価格上昇

2017/11/22(水)

 

新米の美味しい季節になりましたが、喜んでばかりいられません。

先週、農林水産省が発表したおコメ相対取引価格が話題に。

公認会計士 佐藤がわかりやすくまとめておきます!

相対取引価格とは?

出荷業者と卸売業者等との間で主食用の価格を加重平均したもの。

1万5501円

10月時点で全銘柄の平均価格は60キロあたり税込み1万5501円。昨年に比べ8%高。

主な銘柄の相対取引価格

主な産地・品種銘柄

 

産地 品種銘柄

価格(円/60キロ)

対前年比
北海道 ゆめぴりか 17,525 115%
秋田 あきたこまち 15,659 110%
山形 つや姫 18,076 100%
新潟(魚沼) コシヒカリ  20,703  99%

【出所】農林水産省資料より作成

取引価格上昇

高価格帯は高止まり、低価格帯が上昇している構図でしょうか?低価格帯の業務用米が不足しているのは以前ブログに記載済。

価格上昇はなぜ?

今夏、日照不足でテレビ出演時、コメントしたように天候不順で稲の生育遅れでしょうか。我が田舎もテレビ出演時は特に問題なくも、その後の長雨で収穫が大幅に遅れ先月下旬にやっと終了。稲刈りがこんなに遅れ、収量も減少は初めてと母親談。

 

 

【送られてきた我が家のおコメ】

 

まとめ

おコメについては当ブログに毎度記載済。価格上昇は補助金の手当が厚い飼料用米(家畜のエサ)シフトの影響とも。稲作農家の平均年齢は70歳超。我が田舎のまわりの農家も高齢化が進み年々体力低下、いつまで継続できるか不安の種が尽きないのが現状。

関連記事

2017/8/18  稲の日照不足でテレビ出演

 

独り言

おコメ価格上昇は外食産業だけでなく、家庭での消費まで減少しなければいいと当ブログに記載していますが、年に年間8万トンペースで消費減少も事実。おコメの輸出政策も始まったばかり。いずれにしても価格上昇分は農家の収入増に直結しているのか?

 

おコメ消費減少に歯止めがかからないのは少子高齢化だけでは片付けられない問題。

 

来年は40年以上続いたおコメの生産調整の見直しが。おコメを取巻く環境は刻々変化。

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