農業 日欧EPA交渉正念場

2016/7/19(火)

 

英国EU離脱で、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)は年内合意が厳しいと当ブログに記載しましたが、ここにきて本日からベルギーで主席交渉官会合開催、合意への機運が高まっているようです。

 

この流れに沿って交渉が一気に進展となるか?

 

交渉では日本産の自動車と欧州産の農産品にかかる関税を、互いにどれだけ撤廃するかが最大の焦点になる。日本はEUが乗用車にかける10%の関税をはじめ、自動車・自動車部品に対する関税の即時撤廃を要求。

 

EU側は撤廃に応じる条件として、農産品の関税を撤廃することも迫っている。

 

「欧州産食品を法外に高価にしている」(欧州ビジネス協会)として、フランス産のチーズやワイン、ベルギー産チョコレート、イタリア産パスタ、デンマーク産豚肉など農産品の関税撤廃を強く求めている。

【出所】日本経済新聞(2016/7/16)より一部抜粋

 

上記には「ゴルゴンゾーラ」、「シャンパン」など日本で一般名称化した地理的表示(GI)も争点に。

 

①環太平洋経済連携協定(TPP)は、アメリカ大統領候補者は反対を主張。

②英国EU離脱で世界経済の成長は不透明。

③EUとのEPA交渉、大筋合意で経済成長へ!?

 

TPPは、農林水産品で2594品目のうち2135品目で関税撤廃、関税撤廃率は約82%。うち農産物重要5項目では594品目のうち170品目で関税撤廃、関税撤廃率は約29%。2016/2/29 農林水産省の公表資料の修正により当ブログも変更しました。

 

TPPで影響が大きい農林水産物については、生産額の減少約1,300億円~2,100億円。

 

EUとのEPA交渉では、果たしてどうなるのでしょう?

 

海外からは農業保護ではなく、さらなる解放を求めているのも事実。テレビ出演時に発言したよう、農業保護から完全競争時代の幕開けへ。

 

 

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