2017/5/23(火)
農業の機械化は、我が親の世代から、いかに効率よく生産・収穫できるかでした。IT農機が話題。朝日新聞DIGITAL(2017/5/22)より一部抜粋しておきます。
GPSセンサー付き田植え機
頭上にGPSセンサーを付けた田植え機がコシヒカリの苗を次々と植え付けていた。操作するオペレーターが肥料の減り具合を見ようとハンドルから手を離しても、田植え機はまっすぐ走り続ける。農機大手クボタが開発した新型の田植え機だ。
IT農機vs熟練者
クボタの担当者によると、まっすぐ田植え機を走らせるには通常5年ほどかかるが、新型なら初めての人でも熟練者と同じようにまっすぐ苗を植えることができるという。
販売価格450万円
価格は450万円前後で一般的な田植え機より1割ほど高い。今年中に2千台を売る目標。
ここからは公認会計士 佐藤がまとめておきます。
背景には日本農業を取巻く環境
①農業産出額の減少(ピーク時は11.72兆円、昨年末公表直近8.80兆円)。
②従事者の高齢化(平均年齢67歳)及び就農人口減少(直近192.2万人)。
③耕作放棄地の増加(富山県の面積に匹敵)。
農業骨太試算で農業人口2050年には100万人程度、現在の半減で3割が85歳以上。
まとめ
農家の高齢化で効率的なシステム開発が進化。ICT(情報通信技術)を利用したスマート農業も急ピッチで進行中。トラクターの自動運転、スマートフォンで作業記録など農作業負担軽減で高齢者だけでなく女性も働きやすい環境に。
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独り言
田植え機だけでないですが、投下資本回収できるだけの米価が上昇すればよいのだが。一方、どこまでロボットやAIなどで後継者不足や人手不足解消できるのか。究極は自宅に居ながらにして農業の実現へ!
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