農業 ミツバチの貢献

2014/10/17(金)

昨日、富士山の初冠雪を観測したようですね。急に朝晩冷え込みを感じるようになり、秋の深まりを実感します。

さて何年か前、日本や海外でミツバチがいなくなり問題になっていました。昨年から今年にかけても発生しているようです。

 

ミツバチなど花粉を運ぶ昆虫は農作物の生産量増加や質の向上に大きな役割を果たす一方で、各国で生息状況の悪化が目立ち、保護対策が急務だなどとする報告書を国連食糧農業機関(FAO)の研究チームが16日までにまとめた。報告書によると、ドイツの研究グループが、ハチによる受粉と、風や自家受粉でできたイチゴを比較する実験をした結果、ハチが受粉を助けた方が実の重さが増え、収穫後の寿命が長くなり、廃棄量が11%減ることが分かった。また、米国のアーモンドはハチなどによる受粉が盛んな農場ほど収量が多く、ビタミンEの含有量も多かった。さらに、日本を含む世界約600カ所で得られたアーモンドやサクランボなど約40種の作物のデータから、人間が飼育するミツバチなどに受粉を頼るよりも、野生のハチが受粉を媒介した場所の方が、収量が2倍近く多いことが判明した。

【出所】日本経済新聞 電子版(2014/10/16)より一部抜粋

 

 今や、世界中で自然環境の悪化が原因で生態系の乱れや変化などが問題になっています。地球温暖化による異常気象なども大きな課題ですね。地球にやさしいエコな取り組みを早急に実践することが急務でしょう!