猛暑 株価への影響

今夏の暑さは脅威的、暑ければ好決算が期待できる企業も苦戦しています。

暑すぎて消費が伸びていない影響は株価にも。

日本経済新聞(2018/8/11)より一部抜粋しておきます。

「夏銘柄」下落の異変

ビールやアイスクリームの製造を手掛ける銘柄は、猛暑になると需要が拡大するとの思惑から株価が上昇することが多い。ところが、今年は7月以降に値を崩す銘柄が相次いでいる。「災害レベル」と称されるほど気温が高い日が続き、夏商戦への恩恵が薄まっている。

 

 

【出所】日本経済新聞

ビールメーカー

アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスはともに、株価が6月末に比べ13%安に沈む。気温が1度上昇すると販売量が2~3%程度伸びるというのがビール業界の通説だが「最高気温が35度を超えるとビール消費が伸びなくなる」(アサヒ)のだという。

アイスクリームメーカー

森永乳業と明治ホールディングスはともに株価が2ケタ下落している。暑すぎると口当たりがこってりしているアイスクリームより、さっぱりしたシャーベットなどの氷菓に需要が移るため、収益にはマイナスになるという。実際、7月以降はアイスクリームの需要が伸びていない。

影響はレジャー産業にも

プールが中心のレジャー施設「東京サマーランド」を運営する東京都競馬の株価は16%安い。外出そのものが手控えられているとの警戒感が先行している。

エアコンメーカーは?

比較的健闘しているのはダイキン工業や富士通ゼネラルといったエアコンメーカーだ。富士通ゼは7月下旬公表した18年4~6月期決算が営業減益だったものの、7~9月期以降にエアコン販売増の好影響が収益に表れるとの期待が先行している。

まとめ

上記の図から虫よけメーカーの株価下落も目立ちますね。蚊に刺される頻度が少ないのは猛暑の影響だったとは(笑)一体いつまで続くこの暑さ、農家の皆さんも悲鳴をあげています。少雨などにより生育不良かと思えば相次ぐ台風等による被害、出荷量が減少で主要な野菜の価格高が事あるごとに起こっています。

 

独り言

山崎製パンの第2四半期決算の公表資料で、7月は猛暑で売上苦戦と記載の通り、菓子パンなどに影響を与えているようです。

 

以前ブログに記載しましたが、安全・安心で新鮮な国産野菜を使用している株式会社リンガーハットは、昨今の天候不順により、国産野菜の安定した確保が厳しい状況として、8月10から商品価格が値上げされました。

 

消費減少の原因は暑すぎてとありますが、背景には人件費及び物流費の高騰も影響しています。本当に穏やかな秋が待ち遠しいです。

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