猛暑が収まらぬ中、早場米の話題で秋らしさを!
店頭に早場米が並びだしたものの高値。
日本経済新聞(2018/8/29)より一部抜粋しておきます。
高値
九州産コシヒカリや四国・関東の早生品種など、おおむね8月から店頭に並ぶ2018年産は1年前(17年産)の出回り当初と比べ4~8%高い。
【出所】日本経済新聞
高値なぜ?
JAや業者による集荷競争が激しく、農家へ支払う金額や卸値の上昇が店頭にも波及。
宮崎産コシヒカリ
収穫は例年よりやや早く進んだという。ただ近年の米価上昇により、JAグループと他の業者との集荷競争が激化。農協は農家からの買い取り金額を前年比1%高く設定した。農協が卸に販売する宮崎産コシヒカリの価格も、当初時点で1俵1万6500円と前年比5%高になり、店頭価格にも波及した。
消費者の声(30代女性)
家族のために毎週買うコメは2千円未満が目安との声は多く、2千円の大台を超えるとブランド米の価格帯に近い。
流通業者
卸値が高いのに急いで仕入れる必要がないと静観する見方も多い。小売価格も上がると消費が鈍るためだ。
まとめ
農家の視点だと買い取り金額が高ければ高いほどいいのですが、消費者の視点だと購入しやすい価格帯でなければコメ離れ加速。新米とは言え上記のように5㌔2,346円は、どのように思うのでしょうか?以前、番組出演時にコメントしたように消費者は価格に敏感。
独り言
国内のコメ消費量は年間8万㌧ペースで減少。先日、新潟県ではコメの輸出量が過去最高と話題になっていました。日本のコメはこれから海外にシフトしていくのでしょうか。
なんといっても手塩に掛けたコメ作り、農家の手取りを増やさなければ先細り状態に。
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