今や国産果実は貴重品。
日本経済新聞(2018/10/20)より一部抜粋しておきます。
価格高
17年の国産果実の卸値は全国市場の平均で1㌔373円。供給減により10年間で35%も高くなった。
【出所】日本経済新聞
値上がりは輸入品も同様。輸入果実17年の平均卸値は1㌔224円と10年間で22%上昇。
国内価格高の原因
生産現場の高齢化が進む一方、後継者不足で離農者の増加に歯止めがかからない。農林水産省の統計によると果樹栽培の面積は16年までの10年間で12%減少した。
輸出の増加も国内供給の減少に拍車をかける。財務省貿易統計によると、果実の輸出量は17年までの10年間で15%増えた。
輸入価格高の原因
東南アジアをはじめとする生産国の人件費の上昇が、輸入果実の価格にも転嫁されている。
まとめ
価格高により消費者の果実離れが進んでいるようです。一方で贈答用の需要は伸びていると。これから日常的に食べられない(笑)輸入品も厳しいとなっては複雑です。
独り言
当事務所の次世代農業経営者向けセミナーでは、果樹農業者の多さに驚きます。皆さん、大きく成長して美味しい果物が豊富に食べられるようになるよう期待しています。
参考 果樹農業者
2019年1月スタートの収入保険により、自然災害はもちろん、価格の低下も含め、果実等の販売収入の減少を広く補償します。果実に加え、全ての農産物が対象になります。注意点として、収入保険に切り替える際は、果樹共済の掛金が全額返還されます。
農業プロフェッショナル・サービスNo.1
テレビ出演・外部講師・執筆等実績←こちら