農業 お米と6次産業化

2015/8/24(月)

 

暑さは続いていますが、各地で稲刈りが始まり新米の季節となりました。

 

秋田県では、本年度の「ミスあきたこまち」が決定。来月からキャンペーンで県産米をPR。皆さん、応援よろしくお願いします!

 

さて、稲作農家の現状は、飼料用米にシフトされているものの、いかに主食用米の消費をアップできるか。毎年8万トンおコメの国内消費は減少。

 

本日は、秋田県の高校生(農業科学科)の取り組みでまとめておきます。

 

昨秋、米どころ秋田に衝撃が走りました。あきたこまちの買い取り価格が1俵(60キロ)8500円に下落したのです。私たちは、先祖代々の農地を守り、稲作を続けなければならない農家のため、米を使った新たな商品を開発することにしました。地域に愛され、信頼される増高(ますこう)ブランドを目指したのです。

 

宮城県の老舗菓子店は、もち米のでんぷんを大豆麦芽(通称・もやし)から発生する酵素ジアスターゼで分解して蜜を作り、高価な飴を販売。

 

そこで、糖度が高く手間のかからない蜜の精製実験を繰り返したところ、短期間で製麦ができて蜜の糖度も高い独自のもやし「増高モルト」を作ることに成功。

 

あきたこまちでの蜜作りにも挑戦。もち米と同じ製造方法で実験し、58度の糖度を実現。主成分・還元性二糖「マルトース」に注目。もち米の蜜、蜂蜜などと比べ、うるち米(あきたこまち)からも質の高い蜜が作れることがわかりました。

 

高校生の実家は、湯沢市で3町歩の稲作と農機具店を営む。米価が下がり高価な農機具のローン返済が迫られ、「未来が見えない」「子どもに農業を継がせられない」という思いは、父だけでなく近隣農家に共通するという。

【出所】毎日新聞(2015/8/23)より一部抜粋

 

自分のお客様はじめ研修先の受講生の方々、そして我家でもお米を作っています。日本人の主食であり、日本全国どこでも作っています。セミナーでもお話しますが、一部の地域だけお米を作っている訳ではありません。

最高品質のお米を使った商品化(6次産業化)できませんか?戦略的な作物を作れませんか?事例と演習で受講された皆様方は納得されていることでしょう。ただ、それをどのような形で実践してゆくかが課題。

 

「農業経営」と「6次産業化」といったら!

日本初の農業に特化した専門家
公認会計士・税理士 佐藤宏章

 

~お知らせ~

農業参入フェア2015

 

開催日時:2015年9月10日(木)

会場:東京都千代田区大手町1ー3ー2経団連ホール

 

当事務所、出展ブースにて農業ビジネスの相談に応じます。

相談時間:14:30~16:30

主催:農林水産省、全国農業会議所