農業 バター追加輸入へ

2015/5/28(木)

バター不足は昨年クリスマスシーズンでも話題でしたが、最近また騒がれ、昨日、農林水産省でプレスリリースがありました。

 

最近の生乳生産については、北海道では増加傾向にあり、バター・脱脂粉乳の生産量は平成27年度は昨年度よりも増加する見込みとなっていますが、年末のバター需要期における安定的な供給、夏の気象状況等による生産減の可能性等を考慮し、追加輸入することとします。バター10,000トン、脱脂粉乳5,000トン。

【出所】農林水産省HP(2015/5/27)より一部抜粋

 

バター不足の一番の原因は、酪農家の減少。

農水省のデータを調べると、ピーク時の1963年約42万戸、2014年約1万8000戸。これからは、TPP問題と関係なく、農家の高齢化で減少は加速化。今後は輸入に頼るしかないのか。

頭数にもよりますが、牛舎を新設する際の設備投資も億単位。また飼料価格の高騰。また搾乳だけでなく、子牛出産だと夜中に立会、牧草の収穫等。

酪農家の大変さは、並大抵ではありません。本当に好きでないと続かない。

農林水産省も輸入する意思決定も大事ですが、次世代の酪農家の育成をする施策が急務。今回は酪農でしたが、皆さんご存知のように農業の就業人口減少。

食料を自国で賄えるような仕組みを考えていかないと大変なことに!