2015/8/17(月)
夏休み中の農業トピックをサクッとコンパクトに!
①TPP交渉
やはり日本の農業に大きなインパクト。
夏休み前は8月末に最後の閣僚会合と話題でしたが、来月開催となるか?ニュージーランド乳製品、日本側輸入枠の倍以上を要求で決裂とか・・・。
日本もバター緊急輸入1万トンで以前ブログ(5/28)に記載し話題になりましたが、輸入枠等机上の話ではなく、日本の酪農強化が重要。
②食料自給率39%
農業就業人口の高齢化そして減少の一途、自給率を維持するのが精一杯。農業を魅力ある産業にするのが急務。
もちろんおコメの自給率はほぼ100%。飼料用米にシフトで補助金に頼らず、戦略的な作物(例:漢方の薬草栽培1/6ブログ記載済)を生産して攻めの経営へ!
③農産物輸出額
先週、農林水産省の公表によると2015年1月から6月の農林水産物の輸出額が3546億円で前年同期比より24.9%増加。
日本の農産物の品質は世界一、もっと早期に農業の国際化できたはず。以前ブログに記載しましたが減反政策の頃、海外では既に輸出を視野に生産。
最近は、国内の人口減少により海外で販路拡大と言われます。農業だけではありませんが、国内需要(6次産業化等)をもっと考えては。
上半期、おコメの輸出額(援助米除く)も増加。8億2千万円(前年6億円)。おコメ輸出先上位は、香港・シンガポール・台湾の順。牛肉の輸出も増加(44億円)。
TPPに関係なく競争力があると皆さん思いませんか。日本の農業の脆弱性だけが指摘されていますが攻めの農業で成長の余地はあるはず。
④宇宙野菜
日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが宇宙サラダで乾杯が話題。人類いずれ宇宙で生活?が実現すれば食料自給すなわち農業が脚光。宇宙で人類初として農業ステーションを構築したいですね(夢)
⑤JA全中新会長
奥野長衛氏が新会長決定。JA全中を頂点とした組織の肥大化、農家の声(現場の声)はどこへ。金融・保険事業に尽力よりも、農家が主役の農協、本業に専念を望むところ。新体制に期待!
世界で勝てる農業が理想。その前に国内農業強化。
~お知らせ~
農業参入フェア 2015
開催日時:2015年9月10日(木)
会場:東京都千代田区大手町1ー3ー2経団連ホール
当事務所、出展ブースにて農業ビジネスの相談に応じます。
相談時間:14:30~16:30
主催:農林水産省、全国農業会議所
詳細は追ってアナウンスします!
日本初の農業に特化した専門家
公認会計士・税理士 佐藤宏章