2016/6/2(木)
昨日は、国会閉会しました。そして、今夏と言われていた参議院選挙の日程も明らかに。6月22日公示、7月10日投票と発表されました。
参院選の争点を農業の視点でまとめておきます。
やはりTPPがポイントになりますね。政府はTPPの説明会や関税撤廃などで農業に与える影響を公表しているものの、農家の現場との温度差が生じているのが現実なのではないでしょうか?
農林水産品では2594品目のうち2135品目で関税撤廃、関税撤廃率は約82%。うち農産物重要5項目では594品目のうち170品目で関税撤廃、関税撤廃率は約29%。2016/2/29 農林水産省の公表資料の修正により当ブログも変更しました。
また昨年末、TPP協定の経済効果分析が公表されましたが、GDP約14兆円の経済効果が見込まれるとのこと。また、TPPで影響が大きい農林水産物については、生産額の減少約1,300億円~2,100億円とのことでした。
安倍総理の会見でTPP早期発効だけでなく、EUとのEPA(経済連携協定)も視野に。海外からは農業保護ではなく、さらなる解放を求めているのも事実。テレビ出演時に発言したよう、農業保護から完全競争時代の幕開けへ。
参院選である程度、農家の皆さんの声も反映されるのか否か。もちろん選挙は農業政策だけではありませんが。
TPPに限らず、最後はいかに国内の農業を強化、魅力ある産業に構築できるか!
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