農業 農機具有効活用

2014/5/26(月)

昨日は公認会計士短答式試験が行われたようです。受験生の皆さまお疲れ様でした。近年は受験者数が減少傾向と言われています。就職難問題等がありましたが昨今は落ち着いてきているようですので志す方はぜひチャレンジですね。

さて農業界の話題になりますが、高齢化、担い手不足が深刻問題の中埼玉県宮代町が農業をやめた人から始める人に農機具を譲り渡す仲介サービス「農機具ゆずりあいネット」を始めたそうです。

以前、農業の確定申告の本に寄稿した際記載しましたように、大小規模にかかわらず新規に農業を始めるには設備投資など初期費用がかかります。そこで、農業をやめた方が処分に困って放置している農機具などを必要としている方に譲り合い、提供されれば有効活用できるでしょう。

農業生産を行っていく上で農機具は欠かすことのできないものですが、何の生産基盤もなく、経営が著しく不安定な新規就農者の方にとって、いきなり自前で農機具等への投資を行うことは大きなリスクを伴い、経営自体を圧迫してしまうことになります。一方で、高齢化や後継者がいないためにやむを得ず農業を辞めてしまう農家が増えています。そこで、町では、「農業を辞めたけど、まだまだ使える農機具が倉庫に眠っているよ」とか、「農業を始めたいけど、農機具を中古で安く譲ってくれる人いないかな」といった情報を収集して、農機具等が不要となった人と必要な人との橋渡しを行う。
【出所】埼玉県宮代町公式ホーム ページより一部抜粋

これは宮代町だけでなく、全国規模で展開されたら良い取り組みではないかと思います。新規就農者が上記の制度を利用しさらに耕作放棄地なども最大限有効活用して行ければどのような形でも農業活性化に繋がるでしょう。

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当事務所では、公認会計士、税理士として「農業経営」及び「6次産業化」支援を行っております。ブランド戦略、販路開拓、市場戦略、食の安全などお任せください。詳しくはホームページよりお問い合わせ願います。秋田県農家出身。東京農業大学農学部農学科卒。日本で唯一農業に特化した専門家。日本全国対応。