農業 イベント集客の秘密

2014/10/31(金)

明日から3連休、と言う皆さんも多いかと思います。秋の行楽シーズンに加えて各地でお祭りやイベントの催しも多数開催されることでしょう。

秋田県で毎年100万人規模の人出を集める農業の一大イベント、「県種苗交換会」が男鹿市で開催されているようです。137年の歴史を誇り、今年の日程は10月30日から1週間。全国の農家の皆さんが集まるようです。

 

「秋田県種苗交換会史」によると、種苗交換会が始まったのは1878(明治11)年。県内から集まった農作物を展示し、閉会後、農家はできのいい作物の種を交換し合った。会史はこう解説する。「農業技術は幼稚であったから、安定増収にはよい種子を手に入れるのがいちばん効果があった」。農家や役人が農業問題を話し合う談話会が、もう一つの柱だった。観覧客の増加は、明治末期にお祭りのような雰囲気が強まってからのようだ。1909(明治42)年に会場を秋田市から県内自治体の持ち回りにすると、主会場周辺で観覧客目当ての行事が盛んにになった。一方、種苗の開発と生産は県農業試験場や専門家が担うようになり、交換会では種子の交換はなくなって農作物の品評だけになった。1千人に満たなかった観覧客数は昭和に入る頃には10万人を超え、平成に入って100万人を突破。主会場周辺の目玉は、戦後始まった「農業機械化ショー」で、今年も約1500台が集まる。ショーを見ようと、はるばる九州の農家もやってくるという。今年の談話会のテーマは「担い手経営体による園芸作物振興について」。展示会場には、約2千点の県内農作物が集まる。

【出所】朝日新聞DIGITAL(2014/10/30)より一部抜粋

 

そういえば、小さい頃に家族全員で収穫を終えた後、出掛けていたのを想い出しました。農業機械はもちろん、菊の花や農作物などの展示を観て歩き楽しかったのを覚えています。とにかく、人の多さに驚きました。歴史はもとより、規模が凄いですね。農業に関すること、モノは何でもあり最大級のイベントで多くの人が集うのもうなずけます。情報交換の場としても活用すれば農業の発展に役立つでしょう!