2014/12/17(水)
石川県立大で来年度、戦後に生産が途絶えた「幻のサツマイモ」とされる「兼六(けんろく)」の栽培研究を本格化するようです。普通は、畑栽培のサツマイモですが水田でも可能か研究し、やがては休耕田などの有効活用にマッチすれば。
サツマイモと言ったら生産地により種類も豊富ですね。この時期、ホッカホッカの石焼きイモがまさに旬の味!
通常は畑で栽培するサツマイモを水田で本格栽培できるかどうか可能性を探り、栽培方法の幅を広げ、休耕田などの活用につなげる。兼六は戦時中の食糧難を乗り切るため県が開発した。寒さに弱く、種芋の保存が難しいことから生産者が減り、1960年代に途絶えたが、2010年に農業試験場が実験的に栽培を再開した。サツマイモは毎年同じ農地で栽培すると、病気になりやすく、品質の低下などの連作障害につながりやすい。コメの生産調整廃止後の水稲に代わる作物としても期待でき、「成分分析や栽培過程、貯蔵性などを調べて、兼六の生産拡大を目指したい」と話した。 【出所】北國新聞(2014/12/16)より一部抜粋 |
畑と水田の両ほ場で、肥料の有無で栽培し収量や味を比較したところ現段階では、食味などの差異はほとんどなかったそうです。年明けにも成分分析などさらに詳細を調べるとか。この地ならではの伝統野菜として本格的に復活すれば、特産品として生産拡大、豊かな観光資源とコラボ、地域の活性化を期待できるでしょう!