農業 コケの栽培事業化

2014/11/28(金)

化粧品販売のドクターリセラ(大阪市)が耕作放棄地を利用してコケの栽培を事業化し、シート状の商品にして来春から販売するようです。島根県西部の湿度の高さを上手く活用し、特産品化を目指す取り組みとは?

 

島根県江津市や地元農家と連携し、コケの栽培事業に乗り出す。園芸によく使われるハイゴケとヤマゴケを安価に供給できるめどが立ち、事業化する。シュレッダーで粉砕した乾燥コケをまき、約1年間育てる。湿度などの管理が必要だが、草取りや施肥が要らないという。木材伐採の際に出る天然のコケを「種」に使ったり、農家が栽培したコケを増殖させたりする。屋内緑化や観賞用に通信販売を検討中だ。シート状のコケはここ数年、注目を集めているという。「ホテルやレジャー施設などでも手入れが楽な緑化法として需要が見込める」としている。島根県は農林水産物の加工を高める6次産業化のモデル事業にコケ栽培事業を採択した。同社は江津市や地元農家と連携し、新たな栽培場所に耕作放棄地を活用する。

【出所】日本経済新聞電子版(2014/11/27)より一部抜粋

 

都心ではデパート等屋上緑化が進んでいますね。以前ブログに記載した通り耕作放棄地は資源の有効活用されず何ら利益を生みません。工夫次第で大きな利益をもたらす宝物になるか、ただの荒れ果てた耕作放棄地のままかで天と地ほどの差が出ますよね。

存分に考える余地が、可能性が隠れていると思えば良いアイデアが浮かびませんか!

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