2016/7/8(金)
地理的表示保護制度(GI)がスタートして1年。昨年末から登録もされ始めました。
ヨーロッパでは制度が浸透していますが、日本国内では今一つの認知度。昨年早稲田大学のセミナーにてお話したように生産者に品質管理が求められますが、所得向上へつながるのが何より。
ここでもう一度、地理的表示保護制度とは、地域で育まれた伝統と特性をもつ農林水産物のうち、その特性がその土地ならではの気候風土や文化などと結び付いている場合に、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度です。
現時点の登録産品一覧
・あおもりカシス
・但馬牛
・神戸ビーフ
・夕張メロン
・八女伝統本玉露
・江戸崎かぼちゃ
・鹿児島の壺造り黒酢
・くまもと県産い草
・くももと県産い草畳表
・伊予生糸
・鳥取砂丘らっきょう ふくべ砂丘らっきょう
・三輪素麺
高品質の農林水産物をブランド化、世界へ(輸出)羽ばたき発展を期待。ブランド化して認知度が高まり、価格競争に巻き込まれないことも重要。農家の皆さんの自信作を保護、地域の活性化につなげ、次世代に魅力ある農業を伝承。
また地理的表示保護制度は、TPP関連政策大綱に盛込まれています。
①日本産酒類等の海外展開を推進するほか、観光プロモーション等を通じて和食文化や食品の海外展開を促進する。地理的表示(GI)の活用を促進する。
②我が国の地理的表示(GI)の海外での保護を通じた農林水産物の輸出促進を図るための諸外国と相互にGIを保護できる制度整備。
日本の農産物の輸出増加で地理的表示(GI)も浸透していくといいのですが!
<さて、皆さんに告知です!>
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