2015/11/26(木)
昨日は、政府からTPP対策について公表がありました。
ポイントを簡単にまとめておきます。
①攻めの農林水産業への転換
農林水産物・食品の輸出額1兆円目標の前倒し達成を目指す。
当ブログにも記載してきましたが、昨年の輸出額は6,117億円。世界の食市場は340兆円ともいわれています。日本の農産物の品質の高さが海外に人気。
また海外での日本食レストラン約8万9千店。TPPで中小企業の進出で和食などさらなる成長を期待。
例えば千葉県成田市では空港を利用で農産物輸出、各自治体と民間企業との連携で輸出など拡大へ。
②経営安定・安定供給のための備え
TPPではおコメの新輸入枠による増加分は、政府が備蓄米として買い入れるとのこと。おコメ価格の下落を防ぐ目的。
また先月テレビで関税の影響の大きい牛肉・豚肉を試算。生産者が赤字の場合、その一部を補填する措置の法制化、かつ補填率を8割から9割に引き上げで保護。
③原料原産地表示やチェックオフ制度などは検討を継続するとのこと。
来秋をメドに具体的な内容を詰めるようです。
④まとめ
TPPの有無に関係なく、これからは農業もいかに異業種など連携して成長できるか?次世代農業経営者がいかに自分の夢に向かって経営を成長発展できるか?最後は消費者が日本の農業を支えていっていただきたいですね!
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~攻めの農業経営といったら~