2015/9/2(水)
最近は無形文化遺産に和食が登録されたことが追い風となり日本酒は国内よりも海外での人気が上昇中。また地理的表示保護制度が決定されるとなれば、日本酒は世界でもブランド価値で戦えるようになるのでは。
国税庁は外国産の違いを明確にする目的で、国産のおコメで醸造された清酒のみ日本酒として販売できるようにするとのこと。
日本酒の消費が低迷する中で、醸造アルコールを添加せず、米と米こうじと水だけで醸す「純米酒」の人気は高まっている。米どころ東北では、地元産の酒米作りからこだわる酒造が増え、ワインの伝統的な作り手の考え方にも通じる「地酒」を世界に売り出す動きも活発だ。
酒米は一般的に、主食米に比べ稲の背丈が高いため、風などで倒れやすく栽培が難しいとされる。秋田県のある酒造は1994年から、収量や米の質にかかわらず、作った酒米を全量買い取る契約を結んでいる。「農家に酒米作りをお願いし、原料を酒のアピールポイントとして売り出すのであれば、酒蔵もリスクを背負うべきだ」と説明する。
酒造りの姿勢は、ワインにおける「テロワール」(フランス語で「その土地ならではのもの」の意味)の考え方に通じる。ワイン生産者は、醸造所周辺の畑で取れたブドウを使い、土壌や気候、作り手などの全ての環境の産物として、ワインの評価を消費者に問う。
6代目蔵元は「世界に売り出すためには、個性と物語性が必要。秋田の風土が育んだ酒米を使って勝負したい」と意気込む。
日本酒の輸出額は2010年の85億円から14年には115億円へと拡大。 【出所】朝日新聞DIGITAL(2015/9/1)より一部抜粋 |
上記にあるように、農家だけにリスクを負わせるのではなく、酒蔵がリスクを負って経営しているのがポイント。またお酒だけでなく、例えばおコメのあきたこまちもその土地の生育環境で品質や味などは異なります。
何を言いたいのかと言うと、その土地の農産物の個性を十分に生かしてほしい。もちろんそこにはストーリーがありますよね。今迄当ブログに記載している通り!
~お知らせ~
農業参入フェア2015
開催日時:2015年9月10日(木)
会場:東京都千代田区大手町1ー3ー2経団連ホール
当事務所、出展ブースにて農業ビジネスの相談に応じます。
相談時間:14:30~16:30
主催:農林水産省、全国農業会議所